※本記事は、私が経営方針・今後の事業選定について、AIと対話しながら整理した内容を、最終的に私自身が編集してまとめたものです。執筆比率は体感でおおよそ 私:AI = 5:5 です。

(※法務・税務・投資に関する記述は、あくまで私個人の経験と考え方の共有です。個別具体の判断が必要な場合は、必要に応じて専門家への相談もご検討ください。)


2025年、一人企業の可能性が変わった

2025年、生成AIの進化によって「一人でできること」が爆発的に広がりました。

私は過去に、自社サービスの開発・運営のためにエンジニアを最大6名ほど抱えていた時期があります。しかし今年は、生成AIの性能向上によって、当時と同程度の開発量・開発品質に近いところまで、一人でも到達できる実感があります。労働時間こそ長くなりがちですが、「一人で成立する状態」を現実的に作れる時代になりました。

契約書の作成・チェック、会計ソフトを使った経理なども、AIと自分でかなりの範囲を完結できるようになり、外部リソースへの依存度は大きく下がりました。

かつてはチームがなければ不可能だったことが、この1年の進化で「本当に一人で回せる」領域に入ってきた。そう実感したからこそ、改めて組織や企業のあり方を考えるようになりました。特に考えたのは、次の問いです。

一人企業の本当の強みとは何か?

意思決定の速さ、ピボットのしやすさ、ストレスの少なさ、コストの低さ……いろいろありますが、一言で表すなら私は 「時間軸」 だと思っています。

本記事では、なぜその「時間軸」が一人企業の最強の武器になるのか、そしてそれを活かすために私が実践していること・考え方を紹介します。


この記事が向いている人・向いていない人

本題に入る前に、この経営方針が誰に向いているかを明確にしておきます。

この経営方針が向いていない人

  • 上場を目指している
  • 大きいチームを抱えて、仲間と一緒に上を目指すチームプレイが好き
  • とにかく企業価値を高めたい(高いバリュエーションで評価されたい)
  • 数年で数十億〜数百億円単位の資産を築きたい

この経営方針が向いている人

  • 堅実に、着実に収益を上げたい
  • 成功の定義が「一定の収入と資産形成」である
  • 老後に向けた堅い不労所得(株式の配当収入や、サブスクリプション等の継続収益)を目標としている
  • ハイリスクで5年後に資産100億円を狙うより、低リスク・高確率で5年後に安定利益2,000万円/年がほしい

前者が悪いわけではありません。価値観とゴールが違うだけです。
私は後者を好む人間なので、この経営方針に行き着きました。

では、なぜ私がこの考えに至ったのか。順を追って説明します。


株式投資と会社経営は同じ構造という気づき

私は会社経営が12年目で、一人企業になってからは3年が経ち、4年目に入っています。株式投資は本格的に運用し始めてから3年半ほどで、まもなく丸4年です。

かつての私:VC調達と資金ショートの日々

昔の私はスタートアップを経営しており、VCから資金を調達して、開発に全力投下していました。

調達資金でエンジニアを雇い、アプリやサービスを作る日々。一方で売上はほとんど立っておらず、常に「8〜12か月で資金ショートする」ような状況でした。毎日投資家周りをして次のラウンド資金を集めようと必死になりつつ、同時にプロダクトのことも考える。頭の中は資金繰りとプロダクトで常にいっぱいでした。

そして資金調達の目処が立たなくなると、バーンレートが高すぎてプロダクトを捨て、エンジニアに退職金を渡し、頭を下げて辞めてもらう。そんな経験もしました。

その当時から今に至るまで、ずっと思っていたことがあります。

  • 「あと1億、2億円集めて“待てて”いれば、成功していたかもしれない」
  • 「こんなに急いで開発しなくても、自分ともう一人くらいで、低コストで3〜4年かけて作っていれば、資金ショートせずに伸びたかもしれない」

当時失敗した直接の理由は「お金が足りなかった」ことです。しかし言い換えれば、プロダクトが跳ねるまでの“時間”が足りなかったとも言えます。

株式投資を始めて気づいた「同じ構造」

その後、スタートアップは一区切りつき、一人企業として日銭を積み上げながら株式投資を本格的に始めました。

投資を学ぶ中で、機関投資家と個人投資家を比較する際に「時間軸」がよく語られているのを見て、ふと気づいたことがあります。

これは、かつての自分の経験と同じ構造だ、と。

ファンドや機関投資家は四半期ごとの成績を求められます。投資家(LP)への説明責任があり、短期で結果が出なければ資金を引き揚げられてしまう。

  • 今期いくら投資して、どれくらいリターンがあったのか
  • 出資した先の評価額はいくらで、いつ頃どれくらいのイグジットが見込めるのか

こうした報告を定期的に行う必要があります。

ファンドの運用期間が10年あったとしても、担当者が評価されるのは1〜2年のスパンです。同僚が出資から1年で数倍のリターンを出している中で、自分だけ「10年後に大きくなるので待ってください」と言い続けるのは現実的ではありません。評価が下がれば職を失うリスクすらある。だから彼らは短期のパフォーマンスを追わざるを得ないのです。

一方、個人投資家は誰にも説明する必要がありません。含み損を抱えていても、含み益があっても、自分が納得していれば10年でも20年でも待てる。

これが、**機関投資家やファンドと個人投資家の最大の違いが「時間軸」**と言われる理由です。

そしてこれは、かつてVCから資金調達していた私と、今の一人企業の私の違いと、まったく同じ構造でした。

投資スタイルにも2種類ある

投資スタイルは大きく分けると、次の2種類があります。

テンバガー狙い配当・増配狙い
目的大きな売買益着実な資産の積み上げ
リスク高い(当たれば大きい)低い(地道だが確率は高い)
時間軸短〜中期で結果を求めがち長期で複利を効かせる
銘柄選び急成長する企業安定配当(例:3〜3.5%)+増配が期待できる企業

これを会社経営に置き換えると、上場を目指す経営者は テンバガー狙い に近い。リスクを取って大きなリターンを狙い、成功すれば爆発的なリターンが得られる一方で、失敗すれば倒産という名の全損もあり得ます。

スタートアップを経営していた昔の私は、この テンバガー狙い でした。残念ながら成功はせず、経験と苦い思い出だけが残りました。

一方で、一人企業化してからは完全に 配当・増配狙い に転換しました。毎年着実に利益を積み上げ、派手な大化けは狙わない。その代わり、業績の微増とともにじわじわと価値が積み上がり、安定したキャッシュフローが出続ける事業体を目指しています。

この投資スタイルの違いが、そのまま経営方針の違いになります。


時間軸の構造的優位性

ここまでの話を、事業経営の視点で整理します。

VC調達スタートアップ(+大企業やファンド)と、一人企業・個人開発者の違い。これは投資でいう「テンバガー狙い vs 配当・増配狙い」と同じ構造です。

VC・大企業(テンバガー型)一人企業・個人(配当型)
時間の制約四半期ごとの成果が求められやすい原則として無制限
説明責任投資家・株主への説明自分だけ
圧力常に「急げ」になりやすい自分のペース
目指すもの急成長・高バリュエーション着実な収益・ストックの積み上げ
結果焦って負けるリスク待って勝てる確率が上がる

VCから資金調達したスタートアップには、投資家への説明責任がつきまといます。「今期の成長率は?」「いつ黒字化するのか?」「次のラウンドはいつだ?」と、常に問われ続ける。私自身がそのプレッシャーの中で経営していたので、痛いほどわかります。

大企業も同様です。四半期ごとに株主に説明し、組織を維持するための固定費も常にかかる。

彼らは構造的に「急ぐ」以外の選択肢が取りづらい。プロダクトをある程度作って市場に“馴染ませる”ような、悠長な経営方針を取りづらいのです。

一方、一人企業は、体力が続く限り「待てる」。株主もいない。固定費を限りなくゼロに近づけられれば、サービスを畳む必然性も薄くなります。私はこれが最大の武器だと考えています。

どちらが正解という話ではありません。目指すゴールが違うだけです。ただ、私はこの構造的な優位性が性格に合うので、「時間軸」を活かせる配当型の経営を選びました。

株式投資でも時間軸の強みを実感した

この「時間軸」の強みは、理論だけでなく株式投資でも体感しています。まだ3年台の運用でも、「時間軸を持てる側」が報われる局面がありました。

私は2023年から中国株にトータルで約800万円投資しました。当時の中国株は「やばい」「終わっている」と散々言われ、ニュースも中国経済や不動産の暗い話ばかりで、国内で投資している人はSNSでもほとんど見かけないほど不人気でした。

機関投資家がそのタイミングで中国株に投資するのは、説明責任の観点から難しかったはずです。「なぜ今、中国株なのか」「なぜ米国のAI関連銘柄ではないのか」と問われ、納得させる説明は簡単ではない。

しかし私は一人企業なので、誰にも説明する必要がありません。自分が納得していれば、ただ待てばいい。

そのため、財務が健全で利益も一定、配当性向も過度に高いわけではないのに、配当利回りが7〜8%で放置されている不人気銘柄群に、まとまった額を投入しました。

私の考えはこうです。

「向こう3年、5年、10年と株価が低迷して含み損が一時的に30%になっても、売らずに毎年7.5%前後の配当を“もらい続けられる”なら問題ない。配当を受け取りつつ、市況の改善を待てばよい」

結果として今回は2〜3年待っただけでも含み益が約30%になり、その間に配当も受け取れました。個人だからこそ可能だった判断です。

もちろん、たまたま短期で風向きが変わっただけかもしれません。仮に5年、10年かかったとしても、私のスタンスは変わりません。

では、この「時間軸」の強みを事業経営で最大限活かすには、具体的にどうすればよいのか。次のセクションで説明します。


なぜ「急がない」が正解なのか

時間軸を武器にするということは、「急がない」経営をするということです。

ここで私が重要だと考えているのは、「開発速度」と「市場の吸収速度」は別物だという点です。

多くのサービスは、リリース後の3か月や半年で「ユーザーが集まらない」「売上が立たない」と言ってクローズしてしまいます。しかし私は、それを見るたびにもったいないと感じます。

市場に“馴染む”まで、コストを抑えて待てば成立した可能性が高いサービスが多いからです。

例えば、私が一人で8か月かけて開発できるサービスを、エンジニア2人を雇って2か月で完成させたとします。開発速度は4倍になりました。

では、売上やユーザーも4倍になるでしょうか?

おそらく多くのケースで、そうはなりません。むしろコスト増でペイしない可能性の方が高い、と私は考えています。

なぜなら、プロダクトには市場に「馴染む」時間が必要だからです。

  • ドメインのSEO評価:Googleに評価されるには時間がかかる(インデックス、被リンク、記事蓄積など)
  • 口コミの自然拡散:人から人へ広がるには時間がかかる
  • 「長く続いている」という信頼:新規サービスより継続サービスが選ばれやすい
  • ユーザーの習慣化:日常的に使われるまでには複数回の接触と時間が必要

これらは、開発速度を上げても比例して早まることは少ない。市場が馴染むペースは、リソース投下で劇的に変わらない要素が多いのです。

もちろん例外もあります。初期に開発リソースと広告費を一定量投下しないと成立しづらいサービスもあります。フリマアプリのような両面市場はその代表で、出品者と購入者の両方が必要です。

ただし、個人や小規模ベンチャーが最初から両面市場を主戦場にするのは難易度が高く、ここはエッジケースだと思っています。

私は、多くのケースで「馴染む時間」を十分に確保できていれば、成功していた、あるいは少なくとも“飯が食える”レベルのプロダクトにはなっていたのではないか、と感じています。

成長を急ぐあまり、

  • 本来不要な開発速度を求めて人を雇いすぎる
  • 自分一人でも作れるものに外部資本を入れてバーンレートを上げる

こうして「待てない構造」を自分で作り、燃え尽きて終わってしまう。これはよくある失敗です。

私自身もそういうミスをしてきたので、今は「急がない」ことが正解だと考えています。

第一印象の重要性

もう一つ、「急がない」を重視する理由があります。

一度ダメだったサービスは、二度と使ってもらえないことが多い。

「小さく開発してリリースし、フィードバックで改善する」というリーンスタートアップ的な考え方も理解できますが、私は慎重派です。

急いで出してバグだらけ・使いにくい状態だと、ユーザーは離れ、戻ってこないことが多いからです。

App StoreやGoogle Playを思い出してみてください。過去にアンインストールしたアプリを、後日アップデートされているからといって再インストールした経験はどれくらいありますか。

多くの方は、ほぼゼロに近いのではないでしょうか。少なくとも私はほぼゼロです。

だからこそ、一定の完成度まで仕上げたうえで、大きな広告費をかけずに、自然流入に近い少数のユーザーへゆっくり提供し、改善しながら育てていく。焦って大量に集めるより、じっくり良いものを作る。私はこれが合理的だと考えています。


「急がない」を実現する:失敗を避ける3原則

ここまで「急がない」ことの重要性を述べました。

ただし、「急がなくていい」と言っても、その間に会社が潰れたら意味がありません。開発や成長を急がなくても、生活と運転資金は必要です。

そこで私が意識している「失敗を避ける3原則」を紹介します。

私の経験上、失敗するプロダクトは次の3つのいずれかに該当します。

失敗パターン対策
コストをかけすぎてペイできない一人開発・固定費を極小化
そもそも需要が少なすぎた事前リサーチを徹底
プロダクトの質が足りなすぎた能力(設計・実装・運用)で底上げ

逆に言えば、この3つを避ければ「大失敗」はかなり減ります。

一人開発で固定費がほぼゼロなら、損益分岐点は限りなくゼロに近い。月数万円の利益でも十分に成立します。

最初からAPI利用料やインフラ費が月何十万円もかかるプロダクトは、個人戦では設計が重すぎます。ある程度キャッシュフローが太くなってから取り組む「夢事業」としてはありですが、時間軸の強みを活かす戦い方ではありません。

私が今実践し、勧めたいのは次の3つです。

  • 徹底した事前調査
  • 自分の能力を上げる努力
  • 気持ち悪いくらいのコストカット

これをやれば、個人開発・一人企業でも 「急がなくても死なない状態」 を作れます。

実際、多くの失敗例は「コストをかけすぎて、馴染むまで待てず撤退した」パターンです。VCから調達し、エンジニアを複数雇い、毎月数百万円のバーンレートで、半年後に「伸びない」で撤退。私自身もそうでした。

原因を取り除けばよいのです。

  • コストを下げる → 待てる
  • 待てる → 市場に馴染む時間が稼げる

質は努力で底上げでき、需要は事前リサーチで回避できる。対策は明確です。


時間軸の複利効果

ここまでの話を、私の現状に当てはめてみます。

今年、複数のサービスを一人で開発しました。2つはすでに公開しており、さらに2つは自分用として運用しながら、後々一般向けに拡張してリリースしようと考えています。

こうした開発コストは、Claude MaxとChatGPT Plusの月額、サーバー代などを合計しても 月5万円以下 です。

私の人件費(役員報酬)はありますが、仮に本業の売上がゼロになっても、サービスが育つまで 5年程度は待てる状態にあります。さらに生活コストを見直して役員報酬を下げれば、7年程度まで伸ばせる可能性もあります。

この状況なら、よほどのことがない限り、簡単には詰まないと思っています。

なぜなら、毎日ユーザーのことを考え、改善を続け、問い合わせにも迅速に対応し、バグがあれば直す。そうした基本動作を継続し、かつコストが月5万円以下で、3年〜5年と提供し続けられるなら、失敗の確率はかなり下がるからです。

もちろん、失敗するとしたら、市場選定やサービス設計が致命的にズレているケースでしょう。だからこそ私は、先ほどの「失敗を避ける3原則」を徹底します。

私の場合、自社サービスに加えて、会社の税引後利益と役員報酬の多くを配当株に投資し、ストック収入を積み上げています。これは「体が動かないときの保険」でもあり、「やる気がゼロになったときの最低限の収入確保」でもあります。

この配当収入は現在 年92万円前後 で、来年は 年120万円程度 に増える見込みです。

現状は広告代理店業の収入がメインですが、配当収入は私にとって数少ない“約束された収入”です。そしてこのストック収益もまた、時間軸の強みが効いてきます。

ストック収益が増えるほど、サービスを市場に出してから世の中に馴染むまでの「待てる時間」が増え、「急ぐ必要」がさらに減ります。急がなくてよくなるほど失敗確率は下がり、結果として将来のストック収益がまた増える。

ここで気づいたのは、時間軸の優位性は株式投資だけでなく、経営でも、設計次第で 複利のように拡大していく ということです。

一人企業(時間軸の優位性あり)
    ↓
コスト削減・固定費の極小化
    ↓
"待てる"期間が伸びる
    ↓
ストック収益(配当・サービス収益)を積み増す
    ↓
時間軸の優位性がさらに強化される
    ↓
時間が経つほど有利になる
    ↓
最終的に「時間」で負けにくい状態に近づく

これは株式投資における 配当再投資の複利効果 と同じ構造です。

最初は小さくても、時間が経つほど雪だるま式に大きくなる。派手さはなくても、10年後・20年後に大きな差になります。

事業経営も同じです。コストを抑え、ストック収益を積み上げ、時間を味方につける。焦らず、急がず、着実に。

そうすれば、最終的に時間軸で負けにくい状態に到達します。


だから私は人を雇わない

ここまで長く書きましたが、結局のところ私の経営哲学は、

「どう勝つか」ではなく、「どう負けないか」を設計する

という一点に集約されます。

負けない状態を作り、時間が経つほど自動的に有利になる仕組みを構築する。
勝とうとして焦れば、負ける確率が上がる。
負けないように設計すれば、大当たりはしないかもしれないが、時間が経つほど着実に勝ちに近づく。

これが私の結論です。

生成AIが一人企業の最適解を後押しした

そしてこの結論に確信を持てるようになったのが、2025年の生成AIの進化でした。

一人企業の最大の弱点は「リソースが足りない」ことです。どんなに時間軸で有利でも、やりたいことが物理的にできなければ意味がありません。

しかし今は違います。

特にコーディングは変化が大きい。エンジニアを雇わずとも、外注せずとも、月100〜200ドル程度のAIツールを使い、自分の時間を一定量投下すれば、数人月分の成果を現実的に狙えます。

かつてエンジニア2人で月100万円、自分も合わせて月150万円かかっていたものが、今は「自分一人+AI」で、より大きい成果を数万円で達成できる可能性が出てきた。これは本当に大きい。

契約書や税務周りも、前提知識と一次情報を押さえたうえで、資料やデータを渡して整理すれば、やれる範囲は確実に広がりました。

つまり、一人企業のデメリット(リソース不足)が縮み、メリット(時間軸の優位性)が相対的に大きくなる時代になったわけです。

時間軸の優位性 × 生成AIの進化 = 一人企業が最適解になりやすい

だからこそ私は、「人を雇わない」という方針に、以前より強い確信を持つようになりました。

上場も目指さない。大きなチームも作らない。高いバリュエーションも求めない。

その代わり、時間を味方につけて、着実に、堅実に、資産と事業を積み上げていく。

これが私の選んだ経営方針です。