最近話題のClaudeの3.7 Sonnet。何が凄いかというと、「こんなサービス作って」とざっくりとお願いするだけで一発でコードを書いてくれます。しかもエラーが少ない。
そのため、エンジニアでない僕なんかでも、登録銘柄と閾値を設定しておいて配当利回りが一定に達したらアラートメールを送ってくれるアプリだったり、特定の条件のYouTubeチャンネルリストとその情報をYouTube Data APIを使ってスプレッドシートに出力してくれるスクリプトなんかをコピペだけで作れています。
ただですね、Claude 3.7 Sonnetは公式のClaude.ai上で使うと無料版では速攻で制限に達して使えなくなります。
そこでPro版を契約しようかと思ったのですが、Xを見ていると「Cline」、「Cursor」というサービスといっしょにClaude 3.7 Sonnetを使っているような投稿をたくさん見ます。
Cline、Cursorをそれぞれ調べてみると、どちらも有料プランがあって、そのどちらもまたClaude 3.7 Sonnetを使えるらしい。
そんなわけで、Grok3と会話してまとめてもらいました。
結論から言うと、
・エンジニアじゃないけどClaude 3.7 Sonnetをガッツリ使いながらサービス作ってみたい:Cursor
・エンジニアじゃないけどClaude 3.7 Sonnet使ってちょっとしたGAS作りたい + 他のAIモデルとかも触ってみたいし日常的な質問もしたい:Perplexity ProでAIモデルをClaude 3.7 Sonnetにする
のが良いです。どちらも月額20ドル程度なので、一ヶ月お試しもあり。ちまみにSoftbank系のキャリア回線だとPerplexity Proが1年無料で使えます。LINEMOだと月1,000円ちょっとで契約できるので、最安プランでLINEMO使ってPerple無料という技もできるかもです。
以下、Gork3。
1. Claudeとは?
概要
Claudeは、Anthropicという会社が開発したAIチャットモデルです。AnthropicはGoogleやOpenAI出身の研究者が立ち上げた企業で、「安全で信頼性の高いAI」を目指しています。ClaudeはChatGPTのような対話型AIで、質問に答えたり、文章を生成したり、タスクをサポートしたりできます。
特徴
- 無料版: 基本的な機能が使えますが、利用回数に制限があり、古いモデルしか使えません。
- Claude Pro (有料版): 月額20ドル(約3,000円)で、より高性能なモデルや追加機能が利用可能になります。
- できること: 文章作成、翻訳、アイデア出し、質問応答など。プログラミングの知識がなくても使えます。
- 使い方: ウェブサイト(claude.ai)にアクセスして、チャット形式でAIとやり取りします。アプリのインストールは不要です。
Claude 3.7 Sonnetとの関係
- Claude 3.7 Sonnetとは: Claudeの最新かつ高性能なモデルの一つで、文章生成や複雑な質問への対応に優れています。
- アクセス方法: Claude Proに加入すると、Claude 3.7 Sonnetを含む最新モデルを使えます。無料版では使えない場合が多いです。
- 制限: Proでも完全無制限ではなく、メッセージの送信回数に上限があります(具体的な数字は公開されていませんが、無料版より緩和されています)。
- 利用シーン: 例えば、「ブログ記事を書いて」と頼めば、自然で読みやすい文章をClaude 3.7 Sonnetが生成してくれます。
どんな人に向いているか
プログラミングが苦手な人や、文章作成・アイデア出しをしたい人に最適。サービス開発のアイデアを考える段階でも役立ちます。
2. Cursorとは?
概要
Cursorは、AIを搭載したコードエディタです。普通のテキストエディタ(メモ帳のようなもの)にAIが組み込まれているイメージで、特に開発者向けに作られています。コードを書くときにAIがサポートしてくれるので、効率的にプログラミングができます。
特徴
- 無料版: 基本機能は無料ですが、高性能モデルへのアクセスや利用回数が限られます。
- Cursor Pro (有料版): 月額20ドル(約3,000円)で、高性能モデルや追加機能が使えます。
- できること: コードの自動補完、コード生成、デバッグ支援、質問応答など。コード以外のタスク(文章作成など)にも対応可能です。
- 使い方: Cursorの公式サイトからエディタをダウンロードして、パソコンにインストールします。その後、エディタ内でコードを書いたり、AIに質問したりします。
Claude 3.7 Sonnetとの関係
- アクセス方法: Cursor Proに加入すると、Claude 3.7 Sonnetを含む複数の高性能AIモデルを利用できます。
- 利用制限: 月500回の「高速リクエスト」が可能で、それを超えると「低速リクエスト」に切り替わります。低速モードでは無制限に使えますが、AIの応答速度が落ちます。
- 具体例: 「簡単なウェブサイトのコードを書いて」と頼むと、Claude 3.7 SonnetがHTMLやCSSを生成してくれます。また、「このコードのエラーを直して」と頼むことも可能です。
- 特徴: Cursorは開発環境内で直接AIを使えるので、コードを書きながらリアルタイムでサポートを受けられます。
どんな人に向いているか
コーディングに興味がある人や、簡単なアプリ・ウェブサイトを作りたい人にぴったり。初心者でもAIの提案を頼りに進められますが、エディタの使い方を少し学ぶ必要があります。
3. Clineとは?
概要
Clineは、VS Code(プログラマーに人気の無料コードエディタ)に追加できる「自律型コーディングエージェント」です。AIを使って、コードを自動生成したり、修正したり、タスクを効率化できます。Cursorとは違い、独立したアプリではなく、既存のエディタに機能を追加する形です。
特徴
- 無料ではない: Cline自体はオープンソース(無料で使える場合もあります)ですが、AI機能を使うにはAnthropicのAPIキーというものが必要です。
- できること: コードの自動生成、大規模なプロジェクトの管理、デバッグ支援など。特に複雑なコーディングタスクに強いです。
- 使い方:
- VS Codeをインストール。
- ClineをVS Codeの拡張機能として追加。
- AnthropicのAPIキーを取得してClineに登録。
- エディタ内でAIを呼び出して使います。
- コスト: APIキーを使うと、利用量(トークンと呼ばれる単位)に応じて課金されます。使いすぎると費用がかさむので注意が必要です。
Claude 3.7 Sonnetとの関係
- アクセス方法: ClineはAnthropicのAPIを通じてClaude 3.7 Sonnetを利用します。APIキーを自分で設定することで、好きなタイミングでアクセス可能です。
- 利用制限: 無制限ではなく、トークン使用量に基づく課金制。たとえば、長文のコードを生成するとトークンが多く消費され、コストが上がります。
- 具体例: 「データベースを管理するコードを書いて」と頼むと、Claude 3.7 Sonnetが複雑なSQLやPythonコードを生成してくれます。
- 特徴: API経由なので柔軟性が高く、カスタマイズしやすいですが、設定が少し難しいです。
どんな人に向いているか
高度なプログラミングをしたいエンジニア向け。初心者にはAPIキー設定やコスト管理がハードルになるので、エンジニアのサポートがあると使いやすいです。
比較表: Claude、Cursor、Clineの違い
項目 | Claude (Pro) | Cursor (Pro) | Cline |
---|---|---|---|
サービス概要 | AIチャットサービス | AI搭載コードエディタ | VS Code用コーディングエージェント |
主な用途 | 文章生成、アイデア出し | コード生成、デバッグ支援 | 高度なコーディングタスクの自動化 |
料金 | 月額20ドル | 月額20ドル | API利用量に応じた課金 |
Claude 3.7 Sonnetの利用 | Proで直接アクセス可能。上限あり | Proでアクセス可能。低速モードで無制限 | API経由でアクセス。トークン課金制 |
使いやすさ | 初心者でも簡単 | 少し学習が必要 | 初心者には難しい |
必要なもの | ウェブブラウザ | Cursorのインストール | VS Code、APIキー |
Claude 3.7 Sonnetをどうやって使うか
Claude Proの場合
- 手順: Claudeのウェブサイトにログインし、Proプランに加入。チャット画面で質問や指示を入力。
- 例: 「新しいサービスの説明文を書いて」と頼むと、Claude 3.7 Sonnetが自然な文章を生成。
- 制限: メッセージ上限があるので、頻繁に使う場合は注意。
Cursor Proの場合
- 手順: Cursorをインストールし、Proプランに加入。エディタ内でAIに指示を出す。
- 例: 「ログイン画面のコードを書いて」と入力すると、HTMLやJavaScriptを生成。
- 制限: 500回を超えると低速になるが、無制限に使える。
Clineの場合
- 手順: VS CodeにClineをセットアップし、AnthropicのAPIキーを登録。エディタ内でAIを起動。
- 例: 「APIサーバーのコードを書いて」と頼むと、必要なプログラムを生成。
- 制限: トークン課金制なので、コスト管理が必要。
自分でガッツリ使っているPerplexity Proに関してはGrok3とのやり取りに入っていないのですが、Claude Proは制限があるのに対して、Perplexity Proは制限がないのでこっちの方がオススメです。
ただ、Perplexityはめちゃくちゃ長いコードなどは一回で回答できる文字数の上限があるので「最後まで続けて」とチャットして続けてもらうのがちょっと面倒。
そのため、サービス作るためにClaude 3.7 Sonnetをゴリゴリ使いたいならエディターのCursorを有料契約して使う方が楽です。
一般公開するようなサービスを作るならいずれ使うことになりそうですし、操作に慣れておくという意味もあります。
というわけで、僕は非エンジニアながらCursorデビューして、時間のある時にアイデア止まりだったサービスをちまちま作って遊んでみます。
それでは!