ひとつ前の記事でChatGPT、Perplexity、Geminiの3社のDeep Researchを徹底比較しました。
【徹底比較】ChatGPT・Gemini・PerplexityのDeep Researchをガチ検証してみた結果がヤバい!
その比較の際に「ゲーム業界のトレンドと主要企業の戦略」のChatGPTのリサーチ結果を見て、あまりにも濃いレポートで驚きました。
この記事を書く前にも何度もDeep Researchを使いましたが、ここまで濃いレポートを書いてもらったことはありませんでした。
これほど濃いレポートを書いてもらえたのは、Deep Researchにお願いするプロンプトが良かったと思われます。
そのリサーチで入力したプロンプト再掲↓
ゲーム業界の最新トレンドと、主要企業(例:任天堂、ソニー、マイクロソフトなど)の具体的な戦略について、Deep Researchを用いて徹底的に分析してください。以下の観点を中心に、詳細なレポートを作成してください。
1. **市場トレンド:**
* 現在のゲーム市場規模、成長率、主要な収益源(例:コンソール、PC、モバイル、クラウドなど)
* 注目される技術トレンド(例:メタバース、NFT、AI、Web3など)
* ユーザー層の変化と多様化(例:年齢層、性別、プレイスタイルなど)
* 新興市場の動向(例:アジア、南米など)
2. **主要企業の戦略:**
* 各社の強みと弱み、SWOT分析
* 既存事業の戦略(例:コンソールゲーム、オンラインゲーム、モバイルゲームなど)
* 新規事業の戦略(例:メタバース参入、NFTゲーム開発、クラウドゲーム展開など)
* M&Aや提携戦略
* マーケティング戦略、ブランド戦略
* 開発体制、組織体制
3. **今後の展望:**
* 今後数年間のゲーム業界の予測
* 主要企業の今後の戦略、注力分野
* 業界におけるリスクと機会
**レポート形式:**
* 各項目について、具体的なデータや事例を引用しながら、詳細に解説してください。
* 図表やグラフなどを活用して、情報を分かりやすく整理してください。
* 参考文献や情報ソースを明記してください。
そこで、プロンプト次第では10万字程度の新書が書けるのではないかと思い、実際に少し試してみました。
まずはChatGPT 4oに下記のプロンプトを実行
10万字ぐらいの新書を書こうと思うんだけど、どんなテーマとタイトルがいいか10個アイデアを頂戴。
20~40歳ぐらいの年収が比較的高く、情報感度が高いビジネスマンが興味を持ちそうなのがいい
すると、ホントにちょっと読んでみたいと思うくらいの10個のテーマが出てきました:新書テーマ 回答全文
続いて、この中から面白そうな「①AI時代のエリート戦略」をテーマにして新書を書いていきます。
① AI時代のエリート戦略
タイトル: 『AIと戦うな、AIを操れ ――エリートのための生存戦略』
概要: AIがもたらす仕事の変化、淘汰される人材と生き残る人材の違い、AI時代のキャリア設計について具体的に解説。
のテーマとタイトルで新書を書いてみようと思います。この企画を深堀りしていきましょう。
どのような章立てにすれば良いかアイデアをください。
すると、第1章から第7章までプロットを出してくれました:回答全文
これをChatGPTのDeep Researchに入れて本を書いてもらえるようなプロンプトをChatGPT 4oに考えてもらいます。
いいですね。「第1章から第7章、まとめ&付録」をAIに調査、執筆してもらうためのプロンプトを詳しく教えてもらえますか?
AIには第1章から順を追って書いてもらい、そのまま出版できるような出力結果を目指したプロンプトにしてください。
これで各章ごとに最適なプロンプトが出来上がりました:回答全文
最後にこのまま「詳細なリサーチ」をONにし、下記のプロンプトを入力してDeep Researchしてもらいます。
それでは、そのプロンプトの通りに新書を書いてください。
これに対して、ChatGPTから質問が来たので回答。

この質問へ回答したところから、Deep Researchが開始されました。

■ChatGPT Deep Researchで本を執筆した結果
Deep Research開始から11分でリサーチが完了したようです。
その結果は….
しゅんげぇ…
ホントに書きやがったこいつ….。
指定した10万字には達しませんでしたが、約45,000字をしっかりと書いてくれました。
書いてもらった全文は1つのブログ記事としてこちらに公開しておきます。
AI執筆:『AIと戦うな、AIを操れ ――エリートのための生存戦略』
いやぁすごい。これ、しっかりとプロンプトを練ってからお願いすればするほど、とんでもなく濃いレポートが出てくるので、やはり新書ぐらいのボリュームだったらいけちゃいますね。
今回も長すぎて内容の正確性は全部チェックできていませんが(色々と著作権や引用、論理感の問題をクリアすれば)Kindle出版できそうなレベルですよね。
書いてもらった原稿に肉付けしたい箇所、省く箇所を決めて部分的にまたAIに書いてもらったりを繰り返せば、1日あれば充分に読むに値する新書が書けそうな感じです。
これを実際にやるやらないは別として、こういう使い方も出来るというのに驚きでした。
また何か面白い使い方があれば、更新します。
それではまた!