こんにちは、GOEMON(@goemon_tokyo)です。

WSJの米IT企業株が復活という記事で気になった部分。

AMD, Alphabet, Amazon, Apple, Meta, Microsoft, Netflix, NVIDIA, Teslaは合わせて、S&P500種指数を構成する銘柄の時価総額の約4分の1を占めている。バンダ・リサーチによると、平均的な個人投資家のポートフォリオでは、これら銘柄が占める割合は約50%とさらに大きい。

https://jp.wsj.com/articles/big-techs-rebound-plays-to-individual-investors-growth-stock-bets-fdbbc521

このバンダリサーチの調査結果へのリンクがなかったので、サンプル数などわからないもののそんなに大きな割合なのかとビックリ。

これを読んだ率直な感想は、今年後半に昨年より大きな暴落があってもおかしくないなと。

メタを筆頭に、予想されていたよりも良い決算で安堵感があるものの、米金利はまだピークを付けていないわけで、あと1回の利上げで終わると予想されていますが正直それもどうなるかわかりません。

急速な利上げの経済への影響はまだ軽くしか出ておらず、今年後半にかけて各企業の決算は悪くなり、見通しも今より悪くなると思います。

その際に、個人投資家が自分のポートフォリオの半分をこれらの米ITテック企業で埋めているとなると、次の暴落時には我慢できずに手放して昨年よりさらに急角度な下落が始まりそうな気がします。

そもそもですが、この利上げ状況でかつコアインフレ指標が高止まりしているにも関わらず、Microsfoftの28倍、Teslaの41倍、NVIDIAの55倍というPERはどうやったら正当化できるか疑問です。

成長が期待できる領域があるとはいえ、各社のAI事業もどこまで利益になるのか、コストと割に合うのかがまだまだわからないと思います。

どうも昨今のメタバースやNFT、AI関連の銘柄を見ていると、バスに乗り遅れるのを恐れて早く乗ろう、早く乗ろう、と焦ってエンジンもかかっていないバスに飛び乗っている人たちに思えてしまうのです。

その飛び乗った人たちの勢いでバスが少し前に進んでいるだけで、実際の運転手はエンジンをまだかけていません。そしてもう誰も飛び乗れないか、新たに飛び乗る人がいなくなると、危険を察知した人から下車し始め、最終的におかしいぞと気づいた時には運転手もいないバスは崖下めがけて落ちていくのでした。

と、偉そうに書いてますが当事者になると一瞬で盲目的になってしまうのもまた事実。

自分はそうなっていないか、定期的に自分を客観視して確認しながら今後も頑張ります。

それではまた!

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