こんにちは、GOEMON(@goemon_tokyo)です。

年明けから年内利下げ転換ムードで株価は上がり、債権市場も好調(利回りは低下)だったものの、様々な経済指標が高いインフレ圧力を示唆していることで、FRBのタカ派姿勢がブラフではなく説得力のある道筋だと認識されつつあります。

日に日に利上げの最終到達点(ターミナルレート)はもっと上ではないかと新たな数字が報道されていますが、ついに3月のFOMC会合で12月までと同じく0.5ポイントの利上げがされる可能性を織り込む取引が出てきており、さらにセントルイス連銀総裁とクリーブランド連銀総裁がインタビューで0.5ポイントの利上げを支持しする発言をしています。

年明けまでのコンセンサスでは、2月で0.25ポイントの利上げ、3月ももう一度0.25ポイントの利上げをし、その後は5.00~5.25%のFF金利で停止した後、年後半には利下げが大半の見方でした。

しかしながら、強すぎる雇用統計から始まりCPIも予想を上回り、製造業も持ち直し、住宅市場指数も前月から7ポイント上昇するなど、各指標が好調に推移しています。

こうした指標を受けて、年内の利下げ観測は無くなりつつあり、さらにはターミナルレートの想定も引き上げられています。

こうなると問題は今の株価上昇はどうなるのか。この後に下落局面が来るのか、このまま上昇するのか、ということですが、個人的にはさらにターミナルレートが引き上げられればより深い谷が出来るのではないかと思います。

現時点で昨年からの利上げによる業績への反映がされておらず、この後さらに金利が引き上げられれば、より大きな金利上昇の影響を受けた業績が年後半から来年にかけて現れる筈です。

高金利であればあるほど、高金利が続けば続くほど、企業にとって、特にグロース企業にとっては厳しい環境となりますから、今の楽観的なムードが崩壊した時の株価の下落はかなり大きなものになるかもしれません。

いずれにせよ、先を読むのは難しいですから、底を予想して一気に買い付けることはせず、逆に底はまだ先だと投資しないこともせず、毎月一定額を買って慣らしておくのが正攻法でしょう。

それではまた!

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