こんにちは、GOEMON(@goemon_tokyo)です。

昨日はFRBパウエル議長がイベントでタカ派姿勢を強めることなく、これまでの温度感を維持したことから米国市場は安堵感から上昇しました。

しかし今日になり、FRB理事や主要銀行の総裁たちがこぞって警戒感を増す発言が報道されています。

以下、発言を簡易的にまとめておきます。

・FRBクック理事:利上げはまだ終わっていない。金利を十分に景気抑制的な水準にする必要がある

・NY連銀ウィリアムズ総裁:昨年12月のFOMC予測は良好な指針(2023年末までに5.1%の政策金利に到達という予測)。現在のかろうじて景気抑制的な水準。

・FRBウォラー理事:インフレ2%目標には一段の借り入れコスト上昇が必要。金利は一部で想定されているより高い水準で長く維持され、長い戦いになる可能性

・ミネアポリス連銀総裁:賃金上昇と戦うために金利はもっと高くなる必要がある

これらの発言を受けて、今日の米国株式市場は反落しました。雇用統計以降、徐々に要人たちのタカ派発言への信頼が高まっている印象を受けますので、今後はこうした発言は市場への影響力を増していくことが予想されます。

そうなると、パウエル議長が以前から示しているスタンスにより、過度な利下げ期待からの相場上昇が抑制されることになるので、結果としてインフレへの影響もプラスとなりそうです。

・ECB、ユーロ圏政府向け中銀預金金利を引き下げへ

ECB(欧州中央銀行)はユーロ圏の各中銀向けの預金金利を引き下げると発表しました。

ECBには3つの政策金利が存在し、メインの主要政策金利の他、銀行が中銀から1晩借り入れる際の金利である”限界貸出金利”、銀行が余剰資金を中銀に預けた際の金利である”中銀預金金利”が設定されています。

今回はこの3つのうち、政策金利の下限である”中銀預金金利”の引き下げを発表しました。

ECB政策金利参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB087CS0Y2A900C2000000/

・ECBメンバー、オランダ中銀総裁0.5ポイントの利上げをあと2回行う可能性を示唆

3月も0.5ポイントの利上げが大方の予想を占めるECBの会合ですが、オランダ中銀総裁は5月の会合でもさらに0.5ポイントの利上げを行う可能性があるとインタビューで答えました。

依然としてユーロ圏のインフレは収まっておらず、その可能性も十分にありそうです。ただ、経済指標を見ないと5月の利上げに関してはなんとも言えないため、時期相応感もあります。


Googleが発表したチャットボットBardとAI組み込みサービス群は早速期待に及ばずか

Googleが検索やMapにAIを活用した機能を提供すると発表しました。すでに発表したチャットボット”Bard”の追加の説明と既存サービスへどのような形で機能を追加するかを講演で語りました。

Googleのサービス群での活用例は下記のようなものが紹介されています。

・どの星座が最も見応えあるか(のような正解のない複座な質問)

・Android上で画像からそれがどの名所であるか特定する検索機能

・Google Mapで写真からAIが立体モデルでレストラン内の様子を生成

今のところ、どれほど実用的かはイメージが湧きにくいですが、市場ではGoogleのチャットボットの回答が不正確だとして、マイクロソフトBingとの比較もあり、将来的な競争力への懸念から株価は急落しています。

まぁそんなに焦って判断することないでしょう、と思いますが現在の検索シェアが圧倒的なだけにパイが削り取られる可能性はかなり高いと言えるかもしれません。

他、Googleが提供するGoogleレンズでも新たに画像とテキストを合わせて検索できるマルチ検索が追加されています。

Google日本語公式ブログ:https://japan.googleblog.com/2023/02/multisearch.html


保有株

銘柄平均取得単価保有株数本日終値評価損益率最終購入日
東京日産コンピュータシステム¥5751¥64412.00%2022/09/14
FOOD&LIFE COMPANIES¥2,2056¥3,22046.03%2022/10/11
サイバーエージェント¥1,25254¥1,235-1.36%2022/12/20
Gunosy¥7823¥663-15.22%2022/07/27
シマノ¥21,2253¥23,60011.19%2022/12/29
ブシロード¥72028¥7362.22%2022/12/20
カプコン¥3,6804¥4,23014.95%2022/08/25
合計株購入額¥182,314合計株評価額¥196,9718.04%

日経平均が微減でしたので、保有株もほぼ動かず。シマノが欧州の動向に左右されやすいので、やや値動きがあるぐらいですね。

昨日も書いた通り、いくつか検討している銘柄の分析を地道に頑張ります。

それではまた!

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