本日は昨晩の米国株続伸を受けて、日本株式市場も続伸しました。特に目新しい材料があったわけではないと思いますが、インフレ鈍化と先週末のNETFLIXの決算からの雰囲気に合わせ、米FRBが2月のFOMC会合で2連続となる利上げ幅縮小を示唆したことが引き続きプラスに作用していたようです。

米国での利上げ停止から利下げへのカウントダウンが現実的になってきている中、ここ数日でリセッションが回避できる or ソフトランディングが可能ではないかという意見もさらに増えてきました。

米国株の底はどこかという探り探りな展開の中で米決算ピークの前に安値で仕込んでおきたいという思惑が買いを集めているように思えます。

しかしながら、拙者個人的にはそれに対しては懐疑的というか、無理にリスクを取りたくないというスタンスなのと、これからドル円が円高になることを予想しているため、今から米国株に仕込むのだけは避ける考えです。

YCC政策の修正がさらに入り、少なくとも今年後半にドル円は120円台前半まで円高が進むと予想しておりまして、さらには米国の利下げが入ると115円近辺まで近づくかもしれません。

それを踏まえると、地道に毎月いい銘柄へ仕込むのは引き続き注力したいのですが、米国株は為替の影響がありますから、そのリスクを背負いながら仕込むことも無いのかなと判断しています。

また、米決算ピークを迎える前とすべてのインフレ(特にサービス価格)が反映された決算を迎えていない前にも関わらず、なんとなくの雰囲気で株価が上昇しているため、この後の今年後半にリセッション入りした際の再暴落がとんでもないんじゃないかという恐怖感もあります。

これでこのまま株価が上昇してしまったら、後悔するかもしれませんがそれはそれで諦めます。

そういうわけで、拙者は下記のポジションを現状構築しています。

現在のポジション

ドル円のショート:日銀のYCC修正を見込む + 米国の利上げ停止~利下げ
ユーロ米ドルのロング[new]:ECBの利上げペース現状維持 + 米国の利上げ停止~利下げ

→いずれのポジションも米ドルの下落を見込んでいます

・すでに保有している日本株の保持
・中国株の物色[new]

→中国株をなぜ物色しているのかというと、先進国の中でインフレがまだ起きていない + ゼロコロナ政策と不動産バブルの崩壊で貯蓄が2020年の底から急増しているからです。その貯蓄は不動産にまた流れる割合も一定数あるかもしれませんが、不動産は市場の回復が株よりも遅いでしょうから、株式への投資の方が多いと思われます。

貯蓄から中国株へ資金が流れ、いったんプチバブルのような上昇をすることもあり得ると見ているため、その中でも成長率の高い銘柄を探して資金を投入していきます。

でも、中国語はちんぷんかんぷんなので、マネックスの銘柄スカウターを使いつつ、DeepLを使いつつ頑張ります。

・ECB(欧州政策委員会)メンバーのスロバキア中銀総裁、0.5ptの利上げ2回を支持

昨日は同じくECBのメンバーであるオランダ中銀総裁が2月と3月の会合で0.5ポイントの利上げを行うべきだと発言していましたが、本日はスロバキア中銀総裁が同じく今後2回の会合での0.5ポイントの利上げを支持しました。

先週紹介したように米国とは違い、欧州ではインフレが完全にピークアウトしたとは断定できない状況で、まだ利上げペースの減速は見込めません。

両者の発言通り、少なくとも0.5ポイントの利上げが2月と3月に行われることは変わらないでしょう。

なお、上記のポジションで紹介したように、拙者はユーロ/米ドルのロングも開始しました。現在1ユーロ = 1.09米ドル近辺ですが、今後数ヶ月~半年でユーロの金利がさらに上がり、米ドルは利上げ停止から利下げの構えになるためです。

今月の投資口座への入金はすでにMAXなので、追加資金は投下せずに残りの枠の中で2,000通貨ほどの取引です。ドル円と同じく、しばらく見守ります。

・ドル円は長期的に1ドル=120円まで上昇の可能性

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROY15SDWLU6B01?srnd=cojp-v2-markets

昨晩、1ドル=130.89円まで下落したドル円ですが、日銀がイールドカーブ・コントロールを修正するのは時間の問題という見方が多い中で、CIBC(カナダの大手銀行)のG10通貨戦略責任者も長期的には1ドル=120円まで上昇する可能性があるとインタビューで応えています。

拙者は先日からドル円のショートをしていますが、現在は含み損状態。次の日銀会合でも特に動きはなさそうな雰囲気ですので、黒田総裁が退いてからの展開を待つことになるでしょう。

大事なのは、為替取引時に変にレバレッジを掛けずに待つことですね。為替はハイレバレッジで短期取引の方が多いと思いますが、株に比べて為替はマクロの予想がしやすく、余裕を持って取引すれば地道に利益が出せるのです。

・USBの新規格、USB4は通信速度が最大80Gbps

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01679/120600089/

USBメモリなどに使われているUSBの最新規格 USB4の概要が発表されました。これまでのUSBと比較して倍の通信速度 最大80Gbpsで通信できるそうです。早い。

ただ、いつも思うのですが結局PCの方がUSB-Cの穴がなかったりしますので、USB4のメモリが発売されても新しくUSBポートを組み込むか、USB4のポートがある新しいPC買ってからになりますかね。

保有株

銘柄平均取得単価保有株数本日終値評価損益率最終購入日
東京日産コンピュータシステム¥5751¥6289.22%2022/09/14
FOOD&LIFE COMPANIES¥2,2056¥3,03037.41%2022/10/11
サイバーエージェント¥1,25254¥1,229-1.84%2022/12/20
Gunosy¥7823¥589-24.68%2022/07/27
シマノ¥21,2253¥22,4705.87%2022/12/29
ブシロード¥72028¥707-1.81%2022/12/20
カプコン¥3,6804¥4,18513.72%2022/08/25
合計株購入額¥182,314合計株評価額¥190,8874.70%

しばらく含み損だったサイバーエージェントが地道に上昇しており、-1.84%まで回復しています。シマノは購入から好調ですね。

FOOD&LIFEは某YouTuberが「ヤバい↓」と動画で言ってた数日前に購入しましたが、あっさりと40%近く上昇しています。笑 煽り系YouTuberはホントなんなんですかね。

明日はサイバーエージェントの決算発表があるので、W杯の効果も含めて色々と見れて楽しみです。広告事業の状態も要チェックですね。

それではまた!

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